初心者目線でTwilio Studioを使ってSMSの自動送信を作ってみた

初心者目線でTwilio Studioを使ってSMSの自動送信を作ってみた

Twilio Studioを使ってSMSの自動送信のフローを初心者目線で作成してみました

Clock Icon2024.6.14

こんにちは、昴です。
今回はTwilio Studioについて初心者目線で見ていきます。

はじめに

Twilioは電話やSMS、チャットなどのコミュニケーション機能を組み込むためのクラウドベースのAPIプラットフォームです。TwilioのAPIを利用することで通信ソリューションを自由にカスタマイズして構築することができます。 今回はTwilioの機能の中でもTwilio Studioに注目していきたいと思います。

Twilio Studio

Twilio Studioは視覚的にコミュニケーションワークフローを作成、編集、管理出来る機能になっています。 今回はTwilio Studioを使って、簡単なSMSの自動応答のフローを作成していきます。これができるようになることで、個別に同じ内容のSMSを送信することなく自動でメッセージを送信することができます。

フロー作成

それではTwilio Studioでフローを作成していきます。 まずはTwilioのコンソール画面でStudioのTry it outに移動します。ここからフローの作成を行います。「create a flow」を選択していきます。

「create a flow」を選択するとフローの名前を入力する画面が表示されますので名前を入力していきます。ここでは「SMS 自動送信」と名前を入力しました。

次に、フローを作成する上でのテンプレートを選択します。いくつかのテンプレートがあり、用途に合わせて選択していきます。今回は「Start from scratch」を選択していきます。これはテンプレートではなく始めから作成するものとなっています。

フロー作成画面へ移動すると下記のような画面が表示されます。ここで上部のTriggerからフローをスタートし、下に向かってフローを作成することができます。右側の各種ウィジェットをドラッグアンドドロップし、各ウィジェットを接続しながら作成していきます。

今回作成していくSMSの自動応答は「Send Message」ウィジェットを使用します。このウィジェットをドラッグし、Triggerの下に配置します。

次にTriggerの「Incoming Message」の赤い点を引っ張って「Send Message」に接続します。

次は「Send Message」ウィジェットの設定をしていきます。ウィジェットをクリックすると右側に設定画面が表示されます。ここでこのウィジェットの名前と自動返信するメッセージの本文を入力します。またこのときの注意点として、ウィジェットの名前に入力する文字には制限があり、日本語だとエラーが出てしまいます。(今回は「SMS_Autoreply」という名前に設定しました。)

これでフロー自体は完成となりますので最後に「公開」を選択していきます。画面上部にある「Publish」を選択します。公開後は下記のように「Published」という表示になります。

電話番号に接続

続いて作成したフローを電話番号に接続していきます。コンソール画面のPhone Numbers > Manage > Active numbersへ移動し、接続したい電話番号を選択します。 電話番号を選択すると設定画面が開くため、下へスクロールしMessaging Configuration欄のA message comes inで「Studio Flow」を選択し、先ほど作成したフロー「SMS 自動送信」を選択していきます。

最後に「Save configuration」を選択して設定を保存します。これで設定は完了となります。

検証

それでは実際に自動応答されるか検証していきます。SMSでメッセージを送信すると下記のように入力した通りのメッセージが送信されました。

まとめ

今回はTwilio Studioを使ってSMSで自動応答するフローを作成してみました。視覚的で操作しやすくフローも簡単に作成することができます。少しでも参考になれば幸いです。

参考記事

Twilio StudioでSMS自動応答を設定する

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